ホーム / ペイントツールSAI / ペイントツールSAI開発室 Japanese | English


ペイントツールSAI 開発室

ペイントツールSAI Ver.2について
現在、SAI Ver.2の開発を進めています。Ver.1への機能追加のコストが限界に達したためVer.1への機能追加予定をすべてキャンセルし、それらはすべてVer.2へ実装する方針へと転換しました。 Ver.1への機能追加予定をキャンセルすることは過去の発言を違える形となるため、Ver.2を(32bit/64bitを問わず)無償アップデートとすることで埋め合わせさせていただきます。
以上の方針により、今後Ver.1については原則として不具合修正のみとさせていただきます。恐れ入りますがご了承ください。

ペイントツールSAI Ver.2の進捗報告
ペイントツールSAI Ver.2 の中途版を公開いたします。 製品化前の開発段階のものであり画面や動作は今後も変更される場合があります。 不具合が出る可能性もありますので安定したソフトウェアを必要とされる方は決してこのバージョンを使用なさらないでください。 また、このバージョンはコンピュータの基本的な知識や操作を習得されている方を対象としています。製品版と同様のユーザーサポートは行っておりませんのであらかじめご了承ください。


■ 不具合修正へのご協力のお願い
ウィンドウ右下にエラーポップアップが表示されて動作を停止するような不具合が発生した場合は、大変お手数かとは思いますが不具合の説明とエラーログを添えてサポート窓口までご報告をいただけると助かります。 但し、最新でない進捗報告版における不具合のご報告は恐れ入りますがご遠慮ください。 エラーログは「errlog.sai2.日付.起動時間.txt」という形式の名前で下記のフォルダに作成されます。ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
  • (マイ)ドキュメント → SYSTEMAX Software Development → SAIv2 → error と辿ったフォルダの中

■ キャンバスの保存・読込について
ライセンス証明書を設定するとキャンバスの保存と読込が有効になります。キャンバスの保存形式は刷新して拡張子を .sai2 としました。Ver.1と互換はありません(.sai形式の読込だけは可能です)。


■ ライセンス証明書の設定について
Ver.1のユーザーライセンスをお持ちの場合、ライセンス証明書を以下のどちらかのフォルダに入れるとキャンバスの保存・読込が有効になります。 但し、SAI Ver.2ではシステムIDの作成方法が変わっており、Ver.1で表示されるシステムIDでダウンロードしたライセンス証明書は認識されません。 お手数かとは思いますがSAI Ver.2で表示されるシステムIDで新しいライセンス証明書をダウンロードして下記のフォルダに入れてください。
  • 2020-01-07版以降:
    "<(マイ)ドキュメント>\SYSTEMAX Software Development\SAIv2"
    (error や settings というフォルダがある場所です)

  • 2019-08-12版以前:
    "<(マイ)ドキュメント>\SYSTEMAX Software Development\SAI2 Demo"
    (error というフォルダと settings2.ssd というファイルがある場所です)

■ ブラシ形状とテクスチャ類の格納先の変更について(2020-01-07版以降)
2020-01-07版からブラシ形状とテクスチャ類の格納場所が <(マイ)ドキュメント>\SYSTEMAX Software Development\SAIv2\settings に変更されました。 当該フォルダにおけるそれぞれの格納先は下記の通りです。

素材の種類格納フォルダ
ブラシ形状 - にじみbrushform\blotmap
ブラシ形状 - ブリスルbrushform\bristle
ブラシ形状 - 散布brushform\brshape
ブラシテクスチャbrushtex
レイヤー用紙質感papertex
散布ツール専用画像scatter


■ 編集作業の復元機能について(2017-05-31版以降)
作業の復元はドライブ内に自動的に保存された復元ポイントデータとヒストリデータを組み合わせて実行されます。 復元機能の達成目標は下記の3点です。
  • 強制終了時に作業を復元できるようにすること
  • SAI2ファイルが破損した場合に保存時の状態を復元できるようにすること
  • 誤ってキャンバスを保存せずに閉じた場合に作業を復元できるようにすること
復元データは下記のルールで保管または削除されます。

作業の最後の状態以前SAI2形式で保存した時点の復元データ復元データの保管期限が過ぎた場合
強制終了保護され削除されない保護され削除されない
SAI2形式で保存して終了最後の保存時点と重複しない部分が削除される保護され削除されない
SAI2形式以外で保存して終了最後の保存時点と重複しない部分が削除される削除される
保存せず終了保護され削除されない保護されていない部分が削除される

注意点:
  • 復元データがSAI2ファイルに結び付けられ保護されるのは最後の保存がSAI2形式である場合のみです。その前にSAI2形式で保存した時点の復元データは重複部分以外が直ちに削除されます。
  • SAI2形式以外の形式で保存すると復元データの結びつきが失われ、保管期限が過ぎるとその復元データは削除されます。
  • SAI2ファイルを上書き・名前変更・移動・削除すると復元データの結びつきが失われ、保管期限が過ぎるとその復元データは削除されます。
  • 強制終了時とSAI2形式保存時の復元データは自動的には削除されません。不要になった復元データは復元ダイアログから手動で削除してください。
  • 復元データを維持したまま別形式で保存する場合は「指定したファイル形式で保存」から保存してください。
  • 復元ポイントは編集操作100回おきに作成されます。但し100回目がレイヤー移動かテキスト編集の場合はそれ以外の操作がされるまで作成が保留されます。
  • 選択領域だけの編集を100回未満行ってキャンバスを閉じた場合は復元データは直ちに削除されます。(画像を開いて一部を選択してクリップボードにコピーするような作業では復元データは不要と思われるので)
  • HDD・SSD等に起因する問題で復元データが破損した場合は復元は不可能になります。
  • 復元データの仕組みを応用してヒストリのスナップショットのような運用を行うことは想定していません。

復元データの格納先の初期設定は下記の通りです。

  • 2017-05-31版 ~ 2019-01-29版
    "C:\Users\<ユーザー名>\Documents\SYSTEMAX Software Development\SAI2 Demo\hisdata"

  • 2019-05-18版 ~ 2019-08-12版
    "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\SYSTEMAX Software Development\SAI Demo\hisdata"

  • 2020-01-07版 ~
    "C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\SYSTEMAX Software Development\SAIv2\hisdata"


■ ペイントツールSAI Ver.2 進捗報告版のダウンロード
現時点ではインストーラ形式ではなくZIPファイルでの配布となります。ZIPファイルをすべて展開してその中にある sai2.exe を実行してください。ファイルの関連付けやショートカットの作成などは必要であればご自身で行ってください。

最低動作環境 (2000x2000px程度までのキャンバスを扱う場合)
コンピュータPC/AT互換機の実機
OSWindows XP/Vista/7/8/8.1/10/11
プロセッサCore 2 Duo 1.6GHz以上
メモリ1GB以上
HDD20GB程度以上の空き容量
ビデオ1024x768 1677万色
入力装置筆圧対応ペンタブレット (WinTab APIとTabletPC APIに対応)

SAI Ver.2 64bit - 2024-02-22 進捗報告版 (ZIP形式, 2.9M)
SAI Ver.2 32bit - 2024-02-22 進捗報告版 (ZIP形式, 2.6M)

注意!: 2020-01-07版からブラシ形状とテクスチャ類の格納場所が変更されました。詳しくは上にある「■ ブラシ形状とテクスチャ類の格納先の変更について」をお読みください。


更新履歴


変更履歴抜粋
2024-02-22版

[バグ修正]

- [素材選択リスト]: グループ数が15を超えるとグループ欄のレイアウトが崩れる

- [素材選択リスト]: 一度でもスクロールバーを操作するとグループ切り替え時に素材サムネールが直ちに更新されなくなる

- [パースグリッド]: パースグリッドを1点パース定規の軸平面に配置できてしまい操作不能になる

- [ウィンドウ制御]: ウィンドウをアクティブ化する際に初回のクリックが無視されない
  (2023-11-20版でエンバグさせていました)

- [ポップアップリスト]: スクロールバーを操作してからリスト外をクリックしてキャンセルしようとするとクリックが一回無視される
  (正しく修正できていなかったので再修正しました)


[変更]

- [レイヤーマスク]: レイヤーマスクが設定されたレイヤーフォルダを選択した際にレイヤーマスクが優先的に選択されないよう変更

- [ブリスル]: 毛点が63点を超えているブリスルを選択した際にエラーを表示して使用不可とするよう変更

- [曲線ツール・折線ツール]: 対称定規が適用されるよう変更

- [ファイルビューア]: 正常に情報を取得できないシェル名前空間項目を無視してファイルビューアが動作不能にならないよう変更


その他細かい修正



2023-11-20版 [バグ修正] - [スレッド間通信]: 一部の機能の通信で稀にメモリ破壊やアクセス違反が発生する - [二値消し]: [ピクセル不透明度の保護]が適用されない - [スポイト]: レイヤーリスト上でのレイヤーマスク使用のON/OFFが無視される - [設定ダイアログ]: [環境]ページの[プロセスの実行優先順位]節を刷新 ([CPUの割り当て方]の設定を追加して、それに伴い節の名称を[プログラムの応答性が悪い場合の対処]に変更して説明文を修正しました) - [ポップアップリスト]: スクロールバーを操作してからリスト外をクリックしてキャンセルしようとするとクリックが一回無視される [変更] - [メニューバー]: 表示しきれなかった項目をアクセスキーで開けるように変更 その他細かい修正

Ver.1 からの改良点など

全体
・64bit版を用意
・マルチコア対応による高速化 (マルチコア非対応箇所はユーザーインターフェイスとSAI2・JPEG形式以外のファイル入出力のみです。他はすべてマルチコア対応です。)
・Unicodeアプリ化 (今更ですが)
・キャンバスサイズの上限は32bit版で10000x10000、64bit版で100000x100000

ブラシ関連
・アンチエイリアスの品質向上
・平坦ブラシ(ブラシ波形の右端)で濃度が低い時の円の連鎖模様を低減
・ブラシサイズの上限を5000に変更
・水彩筆を大幅に高速化
・筆圧による濃度調節を行い易いよう調整 (Ver.1の筆圧による濃度調節がほぼ不可能な特性を解消しました。Ver.1風も選択できます)
・ストロークのイリヌキのキレ感を向上 (Ver.1のイリヌキでひげが出やすい特性を解消しました。Ver.1風も選択できます)
・にじみ、テクスチャのリサイズを実装

レイヤー関連
・複数レイヤーに対する一括操作に対応 (順序変更、削除、パラメータ変更、領域選択移動、など)
・水彩境界や用紙質感の色が濁りにくいよう調整
・保護機能の追加 (編集、移動、全体)
・レイヤー数の上限を8190枚に増量
・レイヤーの配置可能範囲はキャンバスの中心を基準に、32bit版で±10000、64bit版で±100000

新しい機能(抜粋)
・ツール・ブラシ形状・テクスチャ等のグループ分け機能
・新しいブラシツール (ぼかし・指先・散布・効果ペン)
・定規 (直線・楕円・平行線・同心円・集中線/メニューで表示します)
・パース定規 (1~3点透視図法/レイヤーパネルに作成メニューのボタンがあります)
・パースグリッド (2~3点透視図法/レイヤーパネルに作成メニューのボタンがあります/操作系は暫定です)
・対称定規 (最大20分割/線対称・点対称/レイヤーパネルに作成メニューのボタンがあります)
・文字ツール (機能と操作系は暫定/位置揃え、縦中横、混在書体、ふりがななどの実装を予定しています)
・図形ツール (機能と操作系は暫定です)
・投げ縄ツールの多角形選択
・自動選択・バケツツールの漏れ出し防止機能
・グラデーションツール
・フローティングビュー
・ガウスぼかし
・強制終了等からの作業の復元

ペンタブレット関連
・TabletPC APIに対応

現在分かっている問題点・懸念など
・高DPI環境への対応が中途半端 (レイアウトは調整されますが画像部品がリサイズされません。今後対応する予定です)
・低電圧版CPUを搭載した一部のノートPCなどではマルチコア処理の高負荷が続くとクロックダウンされて速度が半分近くまで遅くなる
・1つでも負荷のかかったCPUがあるとそれに引っ張られて全ての処理速度が低下する

備考
・現状ではレジストリは一切使用していません。
・ヒストリデータは"C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\SYSTEMAX Software Development\SAIv2\hisdata"に作成されます。
 該当ドライブのディスクの空き容量の目安は、キャンバスサイズ 10000x10000 なら少なくとも100GB程度、といった具合です。


ショートカットキーの初期設定
ショートカットキー機能
矢印キービューのスクロール
PageUp/PageDownビューの拡大縮小
Shift + PageUp/PageDownビューの回転
Tab操作パネルの表示のON/OFF
Homeビューの表示位置のリセット
Deleteレイヤーの消去
F11, Shift + Tabフルスクリーンモードの切り替え
Ctrl + Eレイヤーの結合
Ctrl + D領域選択の解除
Alt + Deleteレイヤーの塗り潰し
Ctrl + H領域選択の表示ON/OFF
Ctrl + Nキャンバスの新規作成
Ctrl + R定規のON/OFF
Ctrl + YRedo
Ctrl + ZUndo
Fレイヤーの転写
Hビューの表示の水平反転
X描画色の入れ替え
-透明色のON/OFF

ブラシ系ツールのショートカットキー
操作機能
Ctrl + ドラッグレイヤーの移動
Shift + Ctrl + ドラッグレイヤーの選択&移動
Alt + クリックスポイト
テンキーの 0 ~ 9描画濃度の変更

領域選択ツールのショートカットキー
操作機能
Shift + ドラッグ矩形を追加
Alt + ドラッグ矩形を除外
Ctrl + ドラッグレイヤーの移動
Shift + Ctrl + ドラッグレイヤーの選択&移動

文字ツールのショートカットキー
操作機能
Ctrl + ドラッグレイヤーの移動
Shift + Ctrl + ドラッグレイヤーの選択&移動

直線定規の操作
操作機能
Ctrl + 定規本体のドラッグ定規の移動
Alt + 定規本体のドラッグ定規の回転

円定規の操作
操作機能
シフト系キー + 定規本体のドラッグ定規の移動
Ctrl + 制御点のドラッグ定規のパース変形
Alt + 定規本体のドラッグ定規の回転
Alt + 制御点のドラッグ定規のリサイズ (中心点基準)
Shift + Alt + 制御点のドラッグ定規のリサイズ (対角点基準)
シフト系キー + 定規本体の右クリック制御メニュー

パース定規の操作
※ パース定規はレイヤーリスト内の項目の小さい四角枠で有効・無効を切り替えます。
操作機能
Ctrl + 視線十字のドラッグパース定規の移動
Alt + 視線十字のドラッグパース定規の回転
Ctrl + 制御点のドラッグパース定規の変形
シフト系キー + 制御点の右クリック制御メニュー

パースグリッドの操作
※ パースグリッドはレイヤーリスト内の項目の小さい四角枠で有効・無効を切り替えます。
操作機能
Ctrl + 視線十字のドラッグパースグリッドの移動
Alt + 視線十字のドラッグパースグリッドの回転
Ctrl + 緑青制御点・グリッド辺のドラッググリッド平面の変形
Ctrl + 赤制御点のドラッグ消失点軸の変更
Ctrl + 赤軸・消失点軸のドラッグ消失点の移動
Shift + 緑青制御点・緑青軸・グリッド辺のドラッググリッド平面のパース拡大縮小
Shift + 赤底面のドラッグ赤底面のパース移動
Alt + 緑青赤軸のクリックグリッド平面の選択
Alt + 立体格子の辺のドラッグ立体格子のパース移動
シフト系キー + 制御点の右クリック制御メニュー

対称定規の操作
※ 対称定規はレイヤーリスト内の項目の小さい四角枠で有効・無効を切り替えます。
操作機能
Ctrl + 分割線のドラッグ対称定規の移動
Alt + 分割線のドラッグ対称定規の回転

<パース定規の使い方>

1. まずアタリを取る。


2. パース定規を作る。


3. アタリを目安に制御点を移動して…


パースを決める。


4. 好きに描く。


このサイトは Microsoft Edge 79, Firefox 34, Chrome 37, Safari 7, Opera 24 以降に対応しています。
表示環境は解像度1024x768、1677万色以上でご覧ください。
本サイト内の文章、画像、データ、ソフトウェアの無断流用は固くお断りいたします。

お問い合わせ | 会社概要